民間企業で働きながら公務員試験(市役所)を受験した話④ 面接(集団)

前回の更新から大分経ってしまいました。今回は面接について書いていきたいと思います。

 

筆記試験に合格すると、いよいよ面接試験になります。最近の面接試験はかなり多様化が進んで、中にはお題に対してプレゼンテーションを実施する市町村も存在しています。私の場合は集団面接と個人面接の王道パターンでした。筆記試験を一次試験として四次試験まであったので、面接は3回ありました。二次試験が集団面接、三次四次試験が個人面接といった内容です。

 

二次試験

二次試験は集団面接でした。一般企業での集団面接とやり方は同じで、控室からみんな揃って部屋まで移動。面接官の質問を端から順番orランダムor早いもの順で回答していきます。私が受験した市役所では面接官が6から7人いてびっくりした記憶があります。集団面接あるあるですが、面接官の質問に答えるだけで内容のやりとり(対話)は一切ありません。一問一答といった感じです。これは二次試験の段階ではまだ多くの受験者が残っており、一日にかなりの人数と面接しなければなりません。短時間で効率よく数を捌くためにこういったやり方を取っていると思われます。逆に言えば集団面接では質問に対して簡潔に答えることが重要になってきます。(個人面接でも重要ですが特に。)

 

気になる面接の内容ですが、率直な感想を言えば新卒の採用試験のような内容といった感じでした。最近頑張ったこと、どんな人材になりたいか、趣味についてなど新卒の採用試験でよく聞かれることを5~6問ぐらい質問されました。志望動機も聞かれませんでした。ここは市町村によってかなりわかれるみたいですね。なので転職組の方は学生の時にやったであろう自己分析をもう一度やってみるとよいでしょう。ポイントとしては先ほども書きましたがとにかく簡潔に述べること。私の場合受験生6人に対して面接時間は20分、一人あたり3分程度しかありません。一人一問に対して1分話したとして6問あると36分でオーバーしてしまいます。面接時間は細かくスケジュールされているので、数分オーバーしただけで全体のスケジュールに影響してきます。なので個人面接以上に簡潔に述べる能力が求められます。こういった試験の場合、受験生が考えてこなさそうな質問が1問はされます。つまりぱっと自分の考えを簡潔に述べられるか試しているのです。別の市町村ではありますが、好きな食べ物を聞かれたこともあります。これは少し極端ですが、予期しない質問に対してどう対処するのか見ているかと思います。ですが、簡潔にある程度回答できていれさえすれば、集団面接は合格できるかなと私は思っています。なぜなら一人数分しか話していないない、かつ深く突っ込んだ話もしていない。これだけではその人が本当に採用するべき人なのかわかるはずはありません。つまり採用するにあたり最低限の能力があるかを見極めるための試験だと思っています。

次回は個人面接について書いていきます。