民間企業で働きながら公務員試験(市役所)を受験した話③ エントリーシート

今回はエントリーシートを書くときに苦労する(志望動機、自己PR)について書いていきますが、正直あまり書くことがありません。
書店で売っているエントリーシートの書き方と同じような内容かもしれませんが、ご容赦ください。

まず、私が提出したエントリーシートの内容は全体的にかなり手抜きでした。なぜなら私の知る限り、市役所の試験で書類選考が行われているところはなかったので、エントリーシートは面接時の参考資料程度にしか思ってなかったからです。ですから志望動機欄には○○市には大自然がありとても魅力を感じました、とか平気で書いてました。(面接で聞かれたときはちゃんと別に考えたものを答えていました。)私がエントリーシートに書いたことだけを伝えてしまうと、エントリーシートは適当に書けばいいで終わってしまうで、今振り返ってみてどう思っているかを交えて書きます。
まず、志望動機については、なぜその市町村でなければならないのか、あるいはなぜ公務員なのかを転職の理由と合わせて書きます。その市町村で働きたい理由だけだと新卒と変わりませんので、転職の理由と市町村への志望理由を結びつけることで説得力を出します。ただし転職の理由については、ネガティブなことを書かないようにしましょう。転職してやりたいことが結果としてその市町村ならできる、だから志望したみたいな流れだと書きやすいのではないでしょうか。面接でもこういったところを突いてきますので、エントリーシートを書く時点で対策しておきましょう。
続いて自己PRですが、ここが転職組のキモになるとこではないでしょうか。一般企業で何をしてきて自分にはどういう能力があるのか。またその能力をどのようにいかしていきたいかをよく考えて書きましょう。特に最後の'その力をどのようにいかしていきたいか'は重要です。たとえどんなにすごい能力があっても、それをいかす場が無ければ採用する意味がありません。その能力をいかしてどのように仕事をしていきたいか、具体的なビジョンを示す必要があります。



最後に、先ほども書きましたが市役所の試験では、書類選考がないところがほとんどだと思います。なのでエントリーシートの内容が良くなくても選考を進めることは可能です。特に第一次試験は筆記テストだけで合否が決まるので、エントリーシートの内容がどうであっても合格できます。面接においてもエントリーシートの出来自体を評価することはないと思うので(たぶん...)、面接の内容が良ければ合格できます。ただ面接時に面接官はエントリーシートに目を通してきますので、第一印象が変わってくると思います。適当に書かれた内容では、いい加減なやつと捉えられてもおかしくありません。それを確認するための面接なので、挽回は可能ですが、そんなリスクをあえて背負う必要はないと思うので、皆さんはちゃんと考えたものを提出するようにしましょう。


次回は面接について書いていきます。